在住者おすすめ! ポルトガルに行ったら食べるべき料理3選

2019.12.09

 

海と山に囲まれたポルトガルは、海の幸や山の幸、新鮮な野菜や果物と食材の宝庫。

そのポルトガル産の新鮮な食材を使った料理は、日本人の口にも合うものばかりです。

その中でも今回は在住者がおすすめする、ポルトガルに行ったら絶対に食べるべき料理を紹介します!

 

 

■カタプラーナ(Cataplana)

 

 

アサリやエビ、イカ、白身魚、野菜などをカタプラーナという円盤型の銅鍋で蒸し煮にした、アルガルヴェ地方の名物料理です。

トマト風味のスープや、それに生クリームを合わせたクリーミーで濃厚なものまで店によって味はさまざまですが、魚介のだしが効いたスープと新鮮な魚介の味わいは、鍋好きの日本人にはどこか懐かしい味わいで、口に合うこと間違いなしです。

大抵レストランでは2人前から注文でき、値段も約40ユーロ前後と物価の安いポルトガルにしては少々お高めですが、試す価値ありです。

イカやアサリなど日本でお馴染みのものや、ポルトガルならではのお魚などいろいろな味が楽しめます。

 

ちなみにポルトガルは隠れたワインの名産地でもあります。

カタプラーナを注文した際には、緑のワインとも呼ばれるVino Verdeというポルトガル産の微発砲ワインや、白ワイン、ロゼワインも一緒に注文してみてはいかがでしょうか。

お値段もびっくりするほどお手頃ですし、カタプラーナとよく合いますので、ぜひおすすめです。

 

筆者イチオシのレストランは、アヴェイロにある「Restaurante Mercado Peixe」です。

魚市場の2階にあるレストランで、こちらのカタプラーナは今まで食べた中で断トツで1番美味しいものでした。

アヴェイロに行く機会がある際にはぜひお試しください。

 

 

■タラのクリームグラタン(Bacalhau com natas)

 

 

ポルトガルの国民食「バカリャウ」を使ったメニューは星の数ほどありますが、その中でもイチオシはこちらの料理です。

 

日本人には少し塩気が強いバカリャウ料理が多いですが、この料理は塩気をあまり感じさせず、濃厚なクリームソースとの組み合わせが感動する美味しさです。

じゃがいもやほうれん草などの野菜が一緒に使われていることもあり、

日本のグラタンととてもよく似ているので、日本人の口にもなじみ深いはずです。

 

ちなみに、バカリャウとは塩漬けにしたタラを天日干しした保存食で、ポルトガル料理を語るうえで欠かせない食材なんです。

 

そのままではかなり塩辛いので、調理をする前には必ず水につけて塩抜きをします。

大きさによって数時間~数日間、1日に数回水をとりかえなければならない、手間と時間のかかる料理です。

 

 

筆者はリスボンで何気なく入ったショッピングモールのフードコートではじめて食べたのですが、その優しい味わいに感激したのを覚えています。

ちなみにそのショッピングモールは「Amoreiras Plaza」というところで、リスボン中心地と空港の中間点くらいに位置しており、洋服や雑貨をはじめ、地下にはワインバーや総菜屋、大型高級スーパーも入っており、ゆっくりとショッピングしたいときにおすすめです。 フードコートは2階にあるレストラン街にあります。

 

レストランでも必ずといっていいほど見かけるバカリャウ料理ですが、この「Bacalhau com natas」はあまり見かけることがありません。ですので、メニューに載っていたらぜひ、注文してみてください。

 

 

■レイタオン・アサード(Leitao Assado)

 

 

こちらはポルトガル中部コインブラ近郊のバイラーダ地方の名物、「子豚のロースト」です。

使用されるのは、生後数週間の子豚の中にニンニク・塩コショウ・ラード・香辛料などのペーストをぬり、そのまま1頭まるごと串にさしてオーブンや石窯でやローストしたものです。

表面はパリッと香ばしく、肉質はとても柔らかくジューシーで、豚肉特有の臭さも感じません。子豚の姿を見るとかわいそうな気がしますが、ここはぜひ思い切って試してみることをおすすめします。

 

通常サラダやポテトチップス、じゃがいものゆでたもの、オレンジなどがつけあわせとして提供され、2人前から注文できます。大人数での注文では子豚1頭丸ごと提供されますが、2人前などは人数に合わせた量をカットして皿に盛りつけてくれます。上の写真は2人前で、h

筆者と夫・3歳児と一緒に食べちょうどいい量でした。

 

また、地元産のスパークリングワインや赤ワインともとても相性がいいので、ぜひ一緒に注文してみてください。ウェイターの方におすすめワインを聞いたら、こころよく数種類を紹介してくれますし、グラスワインであればテイスティングをしてから注文することもできます。バイラーダ地方のメアリャーダという街は、レイタオンが有名でメインストリートにはたくさんのレイタオンのお店が並んでいますので、ぜひ足をのばして本場の味をお試しください。

 

ちなみに筆者おすすめは、アヴェイロにあるTasquinha Do Leitaoというレストランです。

メイン広場にあるお店で、天気の良い日はテラス席に座ってべき交う人々や街並みを眺めながら食事が楽しめます。

 

 

■【番外編】アゾレス諸島産チーズ

 

 

チーズといえばフランスやイタリア、オランダなどを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実はポルトガル、良質なチーズの産地として有名なんです。

その中でもポルトガル本土から飛行機で2時間半、大西洋の真ん中に位置するアゾレス諸島は牧畜がさかんで、様々な種類のチーズが作られています。

 

9つの島からなるアゾレス諸島ですが、その島ごとにたくさんのチーズ工場があり、中でもサンジョルジェ島・テルセイラ島・サンミゲル島のチーズはポルトガル本国だけでなく世界各国に輸出され、近年徐々に知名度と評判をあげています。

 

牛たちは広大な牧草地の中、数頭ずつの放し飼いで、ノンストレスの環境で育てられています。その牛たちの新鮮なミルクを使ったチーズは、濃厚でありながらクセがなくとても美味しいです。

 

これらの島に行く機会があったら、ぜひチーズ工場を訪ねてみることをおすすめします。

サンジョルジェ島にある「Uniao de Cooperativas Agricolas de Lacticinios de Sao Jorge」というところがアゾレス諸島で唯一の大量生産をしている会社で、見学ツアーを個別にしてくれます。大量生産といってもすべての工程は伝統と職人技にのっとた手作業で、特大サイズのチーズが大量に保管されているさまは圧巻のひと言です。

 

こちらのチーズはポルトガル本土のスーパーやレストランでもよく見かけるので、目にした際はぜひお試しください。

 

 

さて、ポルトガルのおすすめ料理いかがでしたか。ポルトガルに行く際はぜひ参考にしてみてください。

YU
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