留学に来てまず驚いたのが、カナダ人にはコーヒーとハンバーガー好きが多いことです。
どうしてこれほどまでに好きな人が多いのでしょうか?
今回はその源泉となっている「ティムホートンズ」と「A&W」について紹介したいと思います♪
カナダで道を歩いているといたるところにある「ティムホートンズ」、このお店は今年で55年が経ちました。
もうそんなに歴史があるのかと捉えるか、まだ55年の歴史しかないと捉えるかは人それぞれですが、今や国民の誰もが知るコーヒー&ドーナツショップはある1人のホッケー選手が創りました。
その彼の名は”ティム・ホートン”、そうですこの店名は彼の名前だったのです。
もともとカナダのプロホッケーチームに所属していましたが、選手としての安定しない収入に漠然とした不安を抱き、それならば自身で飲食店を開業することにしました。
ティムにはその当時ビジネスの知識がほとんどなかったので、経営に関して熱心に勉強していたといいます。
そして手探りながらもハミルトンに最初の「ティムホートンズ」1号店をオープンさせました。
しかしその10年後、やっと経営も安定してきた矢先に彼は突然の自動車事故によってこの世を去ります。
あまりの急な事態になんとかしなければと、彼の友人である”ロン・ジョイス”という男が経営を引き継ぎ、その後「ティムホートンズ」はさらなる成長を遂げました。
今の「ティムホートンズ」があるのはこの2人の強い絆によって生まれたものだと信じています。
「ティムホートンズ」ではもちろんドーナツも有名ですが、それと共に人気なのがコーヒーです。
スタバより価格は半額以下で飲めることから、手軽にコーヒーを飲みたい人たちにとってはとても人気があります。
こちらでは自分好みにトッピングをカスタマイズすることができ、細かくクリームやシュガーの量を調整することができます。
さらにはハチミツをトッピングすることだってできるのですが、これは店員さんに注文のとき説明する必要があるので、英語が分かる人は挑戦してみてください。
さて大学の友人に初めて「ティムホートンズ」に行くんだと言うと、「じゃあダブルダブルを頼んだらどう?」と言われました。
そのときは「ダブルダブル」の意味が全く分からなかったのですが、特に詳細を聞くことなく注文してみようと思いました。
実はブラックコーヒー好きの私にとって、このダブルダブルは嗜好とは真逆のものだったのです。
これは何かというと、トッピングの「クリーム2、シュガー2」のことをダブルダブルと呼んでいるのです。
つまり、普通に甘くするためのクリームとシュガーを2倍入れるので、もちろん最上級に甘いということなのです。
上部にはしっかりと「DD」の文字が見えると思います。
私は決して甘いコーヒーが嫌いというわけではありませんが、このダブルダブルは衝撃的な甘さでした。
味覚が正しければ、コーヒーというよりかはむしろチョコレートドリンクに近いような、それほどまでに甘いです。
ティムホートンズのお店に行った時、ふと不思議なことを感じました。
それはタッチパネルの機械が入り口付近においてあって、そこから自分の好きな商品を注文することができるのと、それに加えて有人のレジまであるということです。
カナダのマクドナルドでも同じような光景を見た気がします。
私は直感的にタッチパネルの機械さえ置いてあれば有人のレジなんていらないのではと思ったのですが、実際使ってみるとあることが分かりました。
それはこの機械で購入できない商品もあるということです。
どういうことかというと、通常の商品(例えば通年販売しているコーヒーやドーナツなど)はもちろんこれで購入することができます。
またコーヒーを注文する際にはトッピングについての詳細な設定ができることから、いちいち店員に注文をするよりはこちらの機械を使った方が早いかもしれません。
ただ一つだけ、期間限定の商品は買えないことが判明しました。
ちょうど私が滞在していた時期には期間限定でブルーベリーのドーナツが販売されていたのですが、タッチパネルでどれだけ探しても見つけることはできませんでした。
もちろん全店舗でそうなのかは分かりませんが、少なくとも私が訪れた3つの店舗ではレジでしか購入することができませんでした。
なので期間限定商品を購入したいときはレジで注文をしてください、あとコーヒーにハチミツをトッピングしたいときもレジ対応になります!
カナダでハンバーガー店というとマクドナルドよりもA&Wのほうが有名な気がします。
実際に通っていた大学の近くにはA&Wのほうがたくさんあったので、特に学生には人気のようです。
私が行ったところはA&Wの2つ隣にマクドナルドがあり対抗感がすごかったのですが、誘惑に負けず初めてのほうに行きました。
このお店で一番人気なのが「ビヨンドバーガー」です、今回は店員さんにセットをオススメされたのでそれを注文しました。
拘りのビーフを100%使用したパテは焼き加減が最高で、噛むたびに肉汁がジュワっと出てきます。
そしてセットで付いてくるポテトは皮付きのジャガイモで、大きめにカットされているので旨味が強く感じられます。
ちなみにハンバーガーですが、私は「トッピングにレタスしか入れないで」と言ったのでおそらくオリジナルの「ビヨンドバーガー」です笑
「こんな注文をしてきたのはあなたが初めてかもしれない」と店員さんに鼻で笑われましたが、トッピングが少ない方がビーフの味をより感じれるので、個人的にはとてもオススメします!
面白いなと感じたのは普通ハンバーガー店でドリンクを注文すると紙のコップで出てくると思うのですが、こちらは店内で飲むときに限ってガラスのコップで出てきます。
私は間違って持ち帰りで注文してしまったので紙のコップになっていますが、経験としてガラスのコップでも飲んでみたいと思いました。