バンクーバー 現地のレストランアワードではトップ常連、食通をも唸らせるイタリア料理店「Cincin」

2020.01.24

ダウンタウンのロブソン通りには数多くの人気店が存在しますが、今回はその中でも特に優れたお店で色々なサイトで高い評価を記録しているイタリアンを紹介したいと思います。

なぜこれほど評価されているのか、様々な視点から紐解いていきます♪

 

 

■人気の秘密は料理だけではない、多様な利用シーンに適しているから!

 

 

多くの人が集まる場所とあって必然的にレストランのレベルが高くなるのはわかるような気がしますが、それだけで人気店になるかというとそうではないと思います。

きっと色々な要素が重なっていると感じたので、実際に食べに行くことにしました。

平日でも混んでいることがよくあるため、あらかじめネットで予約してから行くことをオススメします。

通りに面しているので場所は分かりやすいかなと思いましたが、意外とお店の前は暗くて分かりにくかったです。

Googleマップを使っていたものの、初めはお店を通り過ぎて全く違うところへ行っていました笑

やっと見つけると、店内は2階だったので階段を上がっていきます。

中に入るとスーツを着たスタッフのお兄さんが「いらっしゃいませ」と渋い口調で声をかけてくれ、名前を告げると席まで案内してもらいました。

時間はそれほど遅くありませんでしたが、紳士淑女の方々がすでにお酒をたしなんでいて私たちが来たのは少し場違いな気がしました。

そうです、こちらはレストランであると同時にバーみたいな使い方もできます。

メニューも豊富でワインやおつまみだけを注文することも可能です。

ですがこのお店に来た当時、私は未成年だったのでお酒を飲むことはできませんでした。

 

 

■初めていただく濃厚で香り高いエスカルゴのスープ

 

 

スタッフの女性が笑顔を浮かべながらメニューを持ってきてくれました。

「今日のオススメは限定入荷したオージービーフのサーロインステーキです」と言われましたが、値段があまりにも高かったので手が出ませんでした。

メニューを見てみると前菜から主菜に至るまでどれもいいお値段がします、さすが賞を受賞しているお店だけあって高級なものをふんだんに使用した料理が多いように感じます。

パスタだけというのも少し物足りない気がしたので、前菜としてスープを注文しました。

初めて注文したエスカルゴのスープ、見たことも食べたこともなかった料理で想像もできませんでした。

さっきのスタッフの方がカトラリーを準備していくうちに、高級店に来てしまったとだんだん緊張してきます。

そしてエスカルゴのスープが運ばれてきました。

スプーンでひとすくいすると、ドロッとした濃厚なスープであることが分かります。

口に含んだ瞬間、広がりを見せるエスカルゴの強烈な味わいに思わずビックリしてしまいました。

普通はエスカルゴをそのまま食べるときたいてい強い味付けがされているので、エスカルゴ自体の味をよく理解することはできません。

しかし、このスープはエスカルゴの味そのものを感じることができ他では味わえないスープだと思います。

おそらく素材本来の味を生かすため、余計な調味料は使っていないようです。

ただエスカルゴから出るエキスとオリーブオイルの相性は抜群でした、そして本当はいけないですがパンに浸すとものすごく合います。

 

 

■パスタの味は一級品、トマトソースでいただくフィットチーネとリガトーニ

 

 

もちろんスープでお腹いっぱいになるはずがないので、パスタが来るのを待っています。

ふと外を見ると、ロブソン通りの並木にかけられたブランチライトが優しく道を照らしていました。

もうすぐクリスマスの時期になるバンクーバーは街全体が明るく、スーベニアショップにはたくさんのクリスマスグッズが置いてあります。

店内もクリスマスが近づくとツリーが飾られるそうです。

パスタは2種類注文しました、私はオマール海老の入ったトマトソースのフィットチーネで友人はたっぷりのチーズがかけられたトマトソースのリガトーニでした。

このお店もチーズは目の前で好きなだけかけてもらえます、「お兄さんはチーズ好きそうだからいっぱいかけておくね」といつもよりたくさんチーズをかけてもらって友人は大喜び。

しかし1つ思ったのが、2人ともトマトソースにしたことは明らかに失敗でした。

せめて片方だけでもクリームソースにすれば違った味を楽しむことができたのに、と料理が来てから後悔しても無駄です。

とはいえ味は格別に美味しかったです、写真で伝わらないのが本当に残念でなりません。

トマトソース×オマール海老、トマトソース×チーズ、どちらも文句なしでパスタとよく味が絡んでいました。

フィットチーネはリガトーニよりも量が少ないように感じたので、大盛りなどにできればしたかったですが可能がどうかは確認していないので分かりません。

 

 

■食後のハーブティーを飲みながら、余韻を愉しむ

 

 

パスタを食べ終わるとスタッフがやって来て「食後に何かいかがですか?」と言われました。

デザートは別のお店で食べたかったのですが、せっかくなのでハーブティーだけ注文することにしました。

カップだけ出てくるのかと思いきや、オシャレなティーポットまで出てきました。

この写真だけを見ると何のハーブティーなのか分からないと思います、この日はカモミールのハーブティーでした。

多数のフレーバーが用意されていて、週によって提供されるハーブティーが違うようです。

エスカルゴのスープにトマトソースのパスタと割としっかりとした味の料理を食したので、口をスッキリさせるという意味ではハーブティーは正解でした。

一呼吸置くと余韻みたいなものが感じられ、改めてこのイタリアンは美味しかったという気分になりました。

料理だけでなく雰囲気も素晴らしかったので、より一層そのような気持ちになったのかもしれません。

注目していたお店ではありましたが、行こうと念押ししてくれた友人には本当に感謝しています。

口コミの評価だけでは分からないスタッフの方のもてなしや料理の味は、やはり自分の目でそして舌で感じなければなりません。

情報は調べればいくらでも出てきますが、この記事を見てバンクーバーへ行く機会のある方、少しでも興味があれば行ってみてください。

きっと想像以上の感動が待っています。

ダウンタウンにはレベルの高いレストランがまだまだあるので、紹介できればしていきたいと思っています!

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