カナダといえばフライドポテトにグレイビーソースとチーズをかけた“プーティン”などのソールフードや、カナダ人で知らない人はいないカフェの“ティムホートンズ”が有名ですが、今回はあえてカナディアンフードを紹介せずイタリアンを紹介したいと思います♪
ダンバー通りのレストランといえば「熊」という日本食レストランを紹介しましたが、「La Notte」はその斜め右向かいにあります。
こちらは私が日本へ帰国する3日前に見つけたお店で、もっと早くに知っておけばよかったと後悔しているオススメのレストランです。
通っていた大学の友人に聞くと、どうやら現地ではかなり有名なお店だそうですね。
大学からもバスで15分くらいなので、知らなかった私が恥ずかしくなってしまいました笑
17時から開店ということで時間ぴったりに伺うと、私たちが一番のお客さんですぐに案内してもらえました。
店内はとてもオシャレな雰囲気でスタッフは全員男性でしたが、みなさん総じてイケメンだったのでビックリしました笑
接客してくれたのは高身長のイタリア人、話をしているとイタリアにいたときは日本人向けのサッカーBARで働いていたらしく普通に日本語でしゃべっていました。
話が弾んだことで、このお店のことも色々と紹介してくれました。
本場イタリアから来たシェフが作るイタリアンはどれも絶品で、特にクリームソースがイチオシだそうです。
さらに、金曜日や土日祝日は無料でピアノの演奏までしているらしく、イタリアンを食べながら演奏を聴くなんて最高でしょと笑顔ではなしてくれました。
■パスタに付いてくるパンからすでに高級感が漂っている
イタリアンなんてめったに行かない私にとって、複数人で訪れてはいるもののどこか緊張感がありました。
それはテーブルに並べられているカトラリーから、こんな本格的なのは久しぶりだという風に感じてしまいました。
慣れない私たちが店内をキョロキョロしていると、「いい雰囲気だと思いませんか?」とさっき注文を取ってくれた給仕の方が声をかけてくれ、同時にパスタについてくるパンを持ってきてくれました。
もうこれだけでもインスタ映えしそうな雰囲気を醸し出しています、フォカッチャのパンにエキストラバージンオリーブオイルとバルサミコ酢の入ったお皿が出てきました。
パスタが出てくる前にパンばかり食べるとお腹が膨れるのはわかっていましたが、出来立ての見るからに美味しそうなパンを目の前にするとその誘惑には勝てませんでした。
パンそのものから感じられるほのかな甘みをオリーブオイルとバルサミコ酢が見事に包んでくれて、その芳醇な味わいに感動しました。
おそらくパスタと一緒に食べるともっと旨いんだろうなと思っていましたが、パンばかり食べていると「お腹膨れない、大丈夫?」と案の定笑いながら言われたので、さすがに半分食べたところでこれ以上はやめておきました。
しばらくすると注文していたパスタが到着しました。
立ちのぼる湯気からはクリームと魚介のいい香りが広がり、思わず一緒に来ていた友人からも「美味しそうだね」と言われました笑
一口食べるとねっとりとしたクリームソースがパスタによく絡んで、染み込まれた帆立と海老の旨味が口いっぱいに溢れます。
すると給仕の方がまたやって来て、「チーズはお好きですか?」と聞いてきました。
好きだと言うとものすごい大きさのチーズが登場し、その場でパスタに振りかけてくれました。
「いっぱい振りかけてあげるからちょっと待ってね」とすっかり給仕の方と仲良くなったので、大盤振る舞いしていただきました笑
このチーズを振りかけた後の一口はまた違った味わいを楽しむことができます。
アクセントとしてのチーズはパスタ、魚介とものすごくマッチしていました。
少しソースが残ってしまったので最初に出てきたパンを付けていただくと、もの凄く美味しかったです。
よくパンをソースに付けていただくのは邪道だという声もありますが正式にはそのようなことはないみたいです。
せっかくのソースを残すくらいなら付けて食べたほうが見た目も良いし、美味しかったという意思表示にもなると思っています。
友人が食べていたトマトソースのペンネも少しいただきましたが、こちらはとてもスパイシーな味付けで美味しかったです。
このスパイスの秘密を聞けばよかったのですがすっかり忘れてしまっていました、ガーリックの香りは感じたのでおそらく複数の香辛料を使って絶妙な味を生み出しているんだと思います。
この他にもたくさんのパスタがあったので、全部は制覇できないと思いますが他のパスタもチャレンジしたいなという気になりました。
こんな感じで、総じてこのお店の印象はとても良く、給仕の方が日本語をしゃべれたのでなお良かったです。
星付きのレストランとあって、パンやパスタの味はもちろん美味しかったですが、それ以外の給仕の方の対応や雰囲気も素晴らしく評価されるに値するだけのポイントはあったように感じました。
今回はピアノの生演奏を聞けなかったので、今度伺う時にはピアノ演奏がある日に行きたいと思います!
気になるチップのことですが、このお店も合計金額とは別にチップを払わなければいけないのでそこだけ注意してくださいね。
海外ではチップのことを店員が言ってくれることもありますが、大抵は言ってくれないので自分で払わないといけません。
もし合計金額に含まれているかどうかわからなければ、自分で聞いてみてください!