台湾へ来たら一度は訪れてみたいと思う人も多い九份。もちろん九份で有名なお茶屋さんも紹介しますが、その前に腹ごしらえとして行った台北市内で人気の中華料理も紹介したいと思います♪
前回の台湾記事では到着日に行った地元のワンタン麺と夜市を載せましたが、今回は次の日に巡ったツアーの中で印象に残っているところを取り上げていきます。
このツアーは1日で台北のほとんどを観光しようという強硬なもので、なんと集合時間は朝の6時。
まだ眠たい目を擦りながら集合場所へ行くと、私たちともう一組家族連れがいました。
お子ちゃんも寝落ちしそうな格好で立っていて、さすがにこんなに朝早くからのツアーは可哀想です笑
まずは台湾のシンボルとも言える台北101へ向かうのですが、用意してもらった車が想像を遥かに超える大きさでした。
軽く20人は乗れるようなバスに6人が乗っていて、1人が3席を使うというなんとも豪華なことが起こってしまったのです。
ガイドさんにも「いつもは満席のツアーだから本当は狭いくらいなのに、今日はゆったり座ることができてあなたたちはラッキーね」と言われました。
このガイドさんはとても面白く、私たちが眠そうにしていてもお構いなしにトークを続けていて、そんなことをしているうちに目的地まで到着しました。
タワーの展望台からは台北市内が一望できるということでかなり楽しみにしていたのですが、霧で外の景色がほとんど見えずあっさりと台北101での観光は終わりました。
この日タワーで景色が見れなかったという悔しさが残っていたので、実は帰国直前に時間を作ってもう一度見に行きました。
その時の風景はまたどこかで紹介できればと思っているのですが、夜に訪れたので市内全体に光る幻想的な建物の明かりは印象的でした。
さて、気を取り直して昼食会場へと向かいます。
なんとこのツアーでは、台湾で一番人気と言われている「鼎泰豊」の料理をいただくことができます。
さらに団体客用にあらかじめ予約がされているので、普通に訪れたら2時間以上は平気でかかるところを待ち時間なしで案内してもらえます。
すっかり一緒のツアーに参加しているご家族とも仲良くなり、相席で食事をいただくことになりました。
着席すると待っていましたと言わんばかりに店主が「ようこそいらっしゃいました、ごゆっくり料理お楽しみください」と流暢な日本語で話しかけてくれます、そして間髪入れずに料理も出てきます。
付け合わせのもやしとほうれん草の炒め物と共に、小籠包が次から次へと出てきます。
レンゲで持ち上げて小籠包を噛むと、溢れんばかりの肉汁が舌にあたり肉と魚介を使ったスープの旨味が一度に感じられます。
「長年愛される味ではありますが日々進化を遂げています、味の変化を付けたりこれまでにない素材を活かして小籠包を作っています」と店主は言います。
ぜひ皆さんにもこの逸品を味わっていただきたいです。
九份は千と千尋の神隠しの舞台として、今や日本人以外にも各国の観光客に人気の場所として定着しています。
実はジブリで紹介される前までは、台湾の中でも少し特殊な場所として考えられていました。
ということもあり、現地の人は今でも九份にはほとんどいかないようです。
この日は残念ながら1日中雨。
九份は山の近くにあるので最悪のコンディションとなってしまいましたが、ツアーの運転手さんが機転を利かせて山道の入り口付近で降ろしてくれたのは助かりました。
本当は上に行くと駐車スペースが無いため麓のほうから歩くしかないのですが、雨なので入り口のところですぐに降りるような感じでなんとかしてくれました。
ご存知の方もいるとは思いますが、九份で特徴的なのがこの長い階段。
足元が悪いので、気を付けて歩かないと踏み外してしまいそうで怖いです。
道中の階段はそこそこ急なところもあり、注意が必要だと感じました。
私たちと同じようにたくさんの人たちが上を目指して歩いているので、そのままついて行けば目的地へ到着します。
その途中で商店街みたいな雰囲気の路地が1ヵ所あり、そこで売っていた似顔絵がとても気になりました。
実は、家に私の似顔絵が飾ってあるのですが、それを描いた人は台湾の方でしかも画風がそっくりだったのです。
その時に詳しく確認することはできなかったのですが、後で考えると日本で描いてもらった絵師の人かもしれないと思いました。
今さらですが、台湾での思い出に似顔絵を描いてもらっておけばよかったです笑
雨脚も強くなる前にと少し急ぎ目で、上にある「阿妹茶酒館」というお茶屋さんに入りました。
人気のお店かつ休日とあって待ち列は外まで伸びるほどでしたが、ツアーの団体で予約をしていたので待つことなく店内に入ることができました。
6人全員が座れる窓側の広い席に案内してもらい、さっそく凍頂烏龍茶についての説明を聞きます。
炭火で熱せられた急須を使って何度もお茶を注いでいくのですが、その技術は卓越したもので素人の私たちにはできません。
ただ出来上がるのを見守っているという感じでふと外の景色を見ようとしました。
お店からは転落防止のため壁が高く、階段などの景色を見ることはできませんでした。
出来上がるとまずは凍頂烏龍茶の香りを楽しみます、それがこの奥の細長い容器です。
その次は実際に飲んで味を嗜みます、平均で4杯くらい飲めるようになっていて、その都度変化していく風味を楽しみます。
今回は特別に凍頂烏龍茶に合う茶菓子も用意していただき、より一層お茶の旨味が感じられました!