特別な日にも! イングランドのシーサイドタウン “ウェストン“ にあるレストランがお値段以上だった

2020.01.14

 

イングランドのブリストル海峡に位置する町「ウェストン・スーパー・メア」。どこか昔懐かしさを感じるウェストンの町並みのなかに、ひときわ目立つ円形のカフェバーが。その名も「Bistort Pierre(ビストロ・ピエール)」。見つけるやいなや、さっそく行ってみました!

 

 

■外から見てもインパクト大

 

 

ウェストンは、すごく栄えてる! というよりは比較的静かな町で、昔からある映画館だったりショッピングモールだったり、地元の人達に長く愛される小さな専門店が多くみられます。この町の雰囲気がなんとも年末年始のおばあちゃんの家に帰ってきたような気分にさせてくれる……という誰にもわからないような話をしてみます。失礼しました。 忙しないロンドンの街も刺激的で楽しいですが、静かな港町で散歩する時間は至高のひとときです。

 

さて、この日も特になにも考えず街をふらふらしていた私は、この円盤状のお店をみて「!?」。 遠くから見ても存在感がすごい。 周りに建物が少ないので(いいことですね)、すぐ目につきます。

 

 

外から見ただけでも店内はすごく広そうですし、一階と二階にテラス席もあります。海の目の前で寒く雨も降っていたので、外で食事をしている人はいませんでしたが、天気がいい日の海を眺めながら食事をするのなんてきっとすごく素敵なのでは!! さすがに、冬のこの時期は寒すぎてなにかを失いそうな気がするので、寒がりの私は夏が来るのを待ちます……。 さて、今回は予約など何もしていなかったため、一か八かでとりあえずお店の中に入ってみました。

 

 

■フロアごとのちがった雰囲気を楽しむ

 

 

お店に入ってすぐ目の前に現れたのはバーカウンター。 レストランの感覚で入った私はあれっ?と思いましたが、お酒だけ、スナックだけ、というわけではなさそうです。 このとき時刻はお昼の11時。 ちょうどブランチの時間だったのか、店内にはすでにたくさんのお客さんたちが。 なんとなく二階も気になってそのまま階段をあがります。

 

 

二階の方が人は少ないなという印象でしたが、どうやら空いているテーブルはほとんど予約席のようでした。 この日はあいにくの雨でしたが、窓から見える景色がすごく素敵。近くにいたお姉さんに、「予約していないのですが入れますか?」と聞くとすぐにメニューを持ってきてくださって、席に案内されます。 「ふたりですか?」とお姉さん。 「ひとりです」と私。 「え?」って、顔に出てますよお姉さん。 2人分のコップ持ってきてくれてありがとうございます。お姉さんは悪くない。ええ。 いいんです。 おいしいものは二人だって一人だっておいしい!(涙目)

 

一階は家族連れよりもカップルや友達同士で楽しんでいるお客さんが多く見受けられましたが、二階はほとんどが家族連れの方たち。 小さいお子さんたちがたくさん。大勢のカップルに囲まれるより、心が救われています。

 

 

■イベントに沿ったコースメニュー

 

 

クリスマスシーズンなのでテーブルセットもクリスマス仕様。 イギリスでは、クリスマスといえばこれ! といっても過言ではないおもちゃが入ったクラッカーが置いてあります。 こういう類のものはいまだにちょっとワクワクしちゃうので、メニューを見ながらどさくさに紛れて開封。

 

 

出ました。使い方が分からないやつ。こういうのがいいんですよね。懐かしのフエラムネのおまけを思い出します。

 

というのは置いておいて、今のシーズンはクリスマスパーティーランチと、通常のコースランチが用意されていたり、直近だとボクシングデーやニューイヤーズデーのようにイベントに沿ったメニューが展開されています。 メニューにはアペタイザー、スターター、メイン、サイド、デザートの項目があって、その中から3つまで選ぶことができます。 料理の大きさや内容によって細かい値段設定はされていますが、基本的には1コース£11(約1500円)、2コースで£13(約1800円)、3コースで£15(約2100円)。 そもそもポンド円が高いので、「いや、料理高っ!!」と感じますが、現地の相場としてはめちゃくちゃ高いという感覚はなく、ファストフードチェーン店以外で出す金額の平均という認識な気がします。 今回私はメインコースの中から「豚肉とマスタードソースのステーキ」をチョイス。

 

 

■個性的な店内と通いたくなる味

 

 

15分ほどで「豚肉とマスタードソースのステーキ(フランス語)」が私のもとへ。 甘いソースで煮たお豆の上に分厚いお肉が何枚も重なっていて、トッピングにはパクチー。 パクチーが苦手な方は抜いてもらうことも可能です! 付け合わせには「これが野菜!!!」と言わんばかりの人参、ズッキーニ、ブロッコリー、ポテト。切り方がワイルド。 メニューには聞いたことのない料理ばかりで正直すごく迷いましたが大正解。分厚いけど柔らかくて味のしみたお肉とマスタードの酸味がすごく合います。 ベースのソースは甘いので、マスタードがあることによってバランスが取れているなぁという感想。本当においしい。

 

あっという間に平らげてしまい、お兄さんがタイミングを見計らって声をかけてくれます。そう、実はデザートも頼んでました。

 

 

こちら、皆大好き「クレームブリュレ」! これは外せません。フランス発祥のなめらかなカスタードプディングです。 上の焦がしカラメルが少し苦めに作られていて、中のカスタードとマッチしています。絶品!他にもミルフィーユやブラウニーをはじめ、名前も聞いたことがないものまで豊富に用意されています。

 

今回ご紹介したこの「ビストロ・ピエール」、現在イギリス全体で25店舗展開されているそうなのですが、なんと内装も建物のつくりもそれぞれ全く違う個性的なお店なので滞在先にお店を見つけたらぜひ、お友達やご家族と立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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