「バンクーバーのグルメ情報が知りたい」
「カナダ旅行でおすすめの都市の情報を集めたい」
この記事は、カナダ西海岸の街「バンクーバー」の旅行、グルメ情報を集めている方向けに書かれています。
「世界一住みやすい都市」で何度もトップに輝いたバンクーバーの魅力をお伝えしていきます。
「自然に囲まれた街の中でゆっくり過ごしたい」
仕事に疲れ果てていた私は、自然が満喫できる旅行先を探して本屋に立ち寄りました。
そこで手に取ったのがカナダの旅行雑誌です。
雑誌では、自然に囲まれたバンクーバーの風景と一緒に日本食の数々が紹介されていました。
バンクーバーはカナダ西海岸の主要な玄関口で、日本からの直行便が多いことから和食などの日本文化が多く見られる街です。
そして、カナダの特産サーモンを使った寿司の写真に惚れてしまいました。脂がのりまくった寿司は、何とも美味しそうで是非とも食べたくなったのです。
バンクーバーについてみると、メインストリートであるウォーターフロント周辺には桜の木が多く見られます。
日本から贈られたものだそうで、着いてすぐに帰国したかのような錯覚に襲われました。
懐かしいような感覚を楽しみながら、雑誌に載っていたようなサーモン寿司を求めて、日本食レストランが多く集まるロブソン・ストリートを歩きます。
日本人向けのコンビニです。
日本人労働者や学生が気軽に和食の材料を買えるほか、可愛い見た目で現地のカナダ人にも人気だとか。
訪れたのは、「朝日屋」です。
名物のサーモン丼をチョイスしました。
店内の作りも本格的なもので、厨房の方から英語と日本が入り混じって元気よく声が響きます。寿司好きの筆者、期待が高まります。
実物は、写真で見るよりもっと脂が乗っています。魅力を伝えきれなくて残念です。
まずは、お茶を一口。
日本で飲む緑茶と全く同じで、美味しいです。筆者は静岡の生まれでお茶にはうるさいのですが、渋みと甘みのバランスが良くて大満足しました。
サーモンは予想通りの濃厚な味わいで、噛むと口の中にサーモンのうまみが広がります。
日本でも、なかなかお目にかかれないかも知れないサイズ感と美味しさでした。
シャリの部分なのですが、これまた美味しい。
外国ですと、お米=タイ米といったことも珍しくありませんがカナダはジャポニカ米でした。
適度な粘り気でサーモンとの相性もばっちりです。
添えられているキュウリですが、日本のものより大きくみずみずしい食感が気に入りました。サーモンの箸休めとして、美味しく頂きました。
お腹が膨れた筆者、腹ごなしにバンクーバーの街中を散歩してみました。
訪れた季節は4月でしたが、日本では時期が終わった桜がバンクーバーでは至るところで見られることが何とも不思議です。
街を少し歩けば、冒頭に紹介したような桜が見られます。
ふと見ると、行列ができている屋台を見つけました。
「JAPADOG」というホットドッグ屋さんです。
またしても日本にゆかりのあるお店を発見しました。
メニューを見ると、和食からヒントを得たようなメニュー名がずらっと並びます。
その中から2品買ってみました。
左が「TERIMAYO」です。文字通り、鶏の照り焼きにマヨネーズと海苔がかかった一品です。
最初は「ホットドッグに照りマヨって・・・」と少し面食らいましたが、食べてビックリ。
鶏肉の固さとパンの固さがちょうどよくて食べやすく、マヨと海苔の味がアクセントになって何とも言えず美味しいです。ホットドッグ=中身はソーセージという概念はここで消え去りました。
右側は、オーソドックスに「ホットチリ」です。
ケチャップもかかっているためか辛さはマイルドで、極太のソーセージとチリの辛さが良く合います。
写真のように、自転車が走れるところは歩道と完全に分離しています。
「世界一住みやすい都市」ともいわれる理由が分かるような一コマです。
カナダはサイクリング王国と聞いていましたが、自転車で移動する人がとても多いです。
安全に整備された道で、思い切り楽しめるからだと思います。
街を外れて、郊外のスタンレーパークに向かいます。
世界に2番目に美しい公園という異名もあるそうです。
美しく整備された公園に、バンクーバー港が綺麗です。
公園内では、トーテムポールが設置されています。
記念撮影スポットにもなっていて、カナダらしさを感じることができました。
スタンレーパーク入口から撮影した、バンクーバー港とグラウス山です。
針葉樹林も含め、カナダらしい風景に感動しました。
大都会からほんの少し歩くだけで、この雄大な景色が見られるのはカナダならではだと思います。
丸1日空いた日を使って、旅行会社のオプショナルツアーに参加しました。
目指すは、スタンレーパークから見えた「グラウス山」です。
まず、有名な吊り橋「キャピラノ吊り橋」を訪れました。
高さ70m、長さ140mを超える吊り橋です。
あまりの高さに、高所恐怖症でなくともリタイヤする人が現れますが、田舎の山育ちで木登りが特技の筆者、余裕で歩き始めます。
写真をみていただくと分かりますが、吊り橋にワイヤーの類が少ないように見えます。
それのせいかは分かりませんが、風もないのに非常によく揺れます。
カップルで訪れれば恋が深まりそうです。
メインの吊り橋を超えた後も、森の中に張り巡らされた大小の吊り橋を渡っていきます。
アスレチックのようで、子供の頃を思い出してはしゃげるスポットです。
人通り楽しんだ後、ケーブルカーでグラウス山の山頂を目指します。
ご覧ください。ケーブルカーを降りると、そこは一面の銀世界です。
さすがスキー大国、カナダです。バンクーバーでは春、グラウス山では冬をそれぞれ満喫することができました。
雪を見越して厚めの靴を履いてきたので、スキーはできなくても雪合戦で遊ぶことはできました。
春先のグラウス山に登る際は、気候を良く調べて服装を決める事をおすすめします。
バンクーバー旅行のしめくくりは、グラウス山にあるレストランでのディナーです。
「The Observatory」というお店で、カナダの食材をふんだんに使ったフレンチを楽します。
実は、ここの料理にサーモンがでることを旅行会社から聞いていたため、当ツアーに参加を決めたのです。
寿司のサーモンと、フレンチのサーモン両方を味わえる贅沢な旅行です。
前菜は「タラのローストフィレ」です。
フレンチに不慣れな筆者、芸術的に盛り付けされたオードブルに圧倒されました。
口に入れるとタラがほろりと口の中に広がります。
表面はローストされていて、カリッとした食感があります。
香ばしい香りと合わさって、一口で2種類の食感を楽しめました。
メインデッシュの登場です。
左は「ジャガイモのニョッキ」 右は「サーモンの炙り」です。
まずはニョッキから頂きます。
もちもちとした噛み応えのある食感が癖になります。
噛むほどにイモの味が口に広がって、ビールがどんどん進みます。
右はメインディッッシュのサーモンです。
外側はこんがりとローストされており、カリッとした食感が香ばしく、生のサーモンとは違う美味しさに驚きます。
中の部分は、ほんのりと熱が通っていて、しっとりとした食感です。
外側との食感の対比と、甘さが印象に残っています。
デザートは「カスタードタルト」です。
チョコ味のクラッカーにアイスとフルーツが添えられていて、見た目にも鮮やかです。
アイスもクラッカーも甘く美味しいのですが、驚いたのはフルーツの部分です。
手前に写ったフルーツは「ワイン漬けの洋ナシ」です。
洋ナシの食感と甘さに、ワインの風味とコクが追いかけてくる感じがして、初めて食べる味でしたが気に入ってしまい、ペロッと完食しました。