ウィーンでスイーツとコーヒーを堪能してきました

2020.01.24

 

「ウィーンでおすすめの喫茶店を知りたい」「ザッハトルテ以外にどんなスイーツがあるの?」

このように悩んでいる方はいませんか?

この記事は、オーストリア・ウィーンのグルメ情報を知りたい方に向けて書かれています。

味も見た目も最高のスイーツばかりですよ!

 

 

■デーメル ザッハトルテ

 

 

ウィーンと言えば「ザッハトルテ」は見逃すわけにはいきません。 

最高に甘くておいしいケーキです。どのくらい甘いかというと、日本で食べられるザッハトルテが全くの無味に感じるほど甘いです。苦めのコーヒーが良いお供になりますよ。

ちなみに、オーストリアでは「ザッハー」と「デーメル」という2つの店がザッハトルテの販売権を法廷で争った「ザッハトルテ戦争」が起こったことがあります。それくらい、オーストリアで注目を集める人気をほこるケーキなのです。

今回は、そのうちデーメルのザッハトルテをいただきました。(どちらも激コミでしたが、運よくデーメルの1席が空いているのが店外から見えたので滑り込みました。)

デーメルのザッハトルテは、かつて王室御用達だった歴史をもつ由緒ある一品です。

 

同じザッハトルテでも2社で製法が微妙に異なるそうで、「ザッハー」ではホイップクリームがセットでついてくるが「デーメル」ではオプションという扱いです。杏ジャムの位置も、スポンジの間に挟むザッハーとチョコとスポンジの間に挟むデーメル、といった具合です。

 

デーメルは生クリームなしですがチョコの味を堪能したかったため、あえてホイップなしで食べました。

味としては、思わず某芸能人の真似をしたくなるくらい「あまーい!!」

舌がしびれるくらいの甘さです。噛んでいくと杏ジャムの酸味がきいてきて、程よい甘さに落ち着きます。

甘いお菓子を求めている方、本場のザッハトルテはいかがですか?

 

お菓子を作る光景をガラス越しで公開している、アンティーク調の落ち着いた店内も王室っぽい素敵な雰囲気がありますよ。

 

 

■市庁舎の喫茶店「コンディトライ・スルカ」

 

 

続いては、ウィーン中心部の市庁舎のすぐそばにある「コンディトライ・スルカ」に立ち寄ります。

「上質な素材と丁寧な仕事」を創業以来のこだわりとする老舗です。

店内の可愛いインテリアを眺めながら食べるのも良いですし、外でウィーンの風景を見ながら食べるのも良いですね。

デーメルやザッハーに比べれば人は少なく、落ち着いて食べられる穴場だと思います。

色とりどりのケーキがショーケースに並んでいて、まるで宝石箱のようです。

さりげなく水のサービスがある、心づかいが嬉しいお店ですよ。

 

ここに訪れるのが甘いザッハトルテを食べた後であれば、酸味の利いたイチゴのタルトがおすすめ。

写真がそれですが、真っ赤なイチゴとバニラムースの層のコントラストが見た目にも鮮やかです。

酸味が効いたイチゴ、甘いバニラムースの層、とサクサクのタルト生地という3つの食感や味が楽しめる良いとこ取りのスイーツです。いちごはとても大粒で食感もしっかりしていて美味しいですよ。

 

コーヒーは、エスプレッソにミルクを加えた「ブラウナー」です。飲みやすい苦みと、ほんのり甘い味がケーキにマッチしています。

ウィーンのスイーツのお供にはブラックに少し手を加えたくらいの苦めのコーヒーが本当に良く合います。

 

 

■オーバーラー

 

 

続いては、地下鉄カールスプラッツ駅から北に進んだ場所にある「オーバーラー」に向かいましょう。シュテファン大聖堂を南西に少し歩くだけなので、観光名所からのアクセスも良好です。

 

外で食べても屋根があるので、天気や日差しを気にすることなく楽しめます。

スイーツだけでなくランチも提供しているので、がっつり食べたい人にもおすすめです。

チョコの販売もしているので、お土産として買ってみるのも良いと思います。

 

写真は、「マンゴーチョコレートケーキ」です。マンゴーの層とチョコケーキの層が交互に重なっています。

マンゴーということで、すごい甘さを想像していたのですが、これまでのスイーツに比べると非常にライトな甘さです。果物らしい酸味がしっかり効いており、手が止まらなくなりますよ。

ザッハトルテやタルトのような固い層はないですが、マンゴークリームトロッとした食感とチョコ生地の違いを楽しめます。

 

コーヒーはカプチーノをチョイス。なめらかな泡の下はブラックコーヒーです。

ブラックの濃い味と香りが楽しめるコーヒーで、マンゴーの甘酸っぱさととても良く合います。

 

ちなみに「オーバーラー」の店内は、観光客より地元の人が多かったです。観光客はやはりザッハーやデーメル目当てなのか?おしゃれなトレンチコートに身を包んだ方達でいっぱいなので、昔にタイムスリップしたかのような不思議な光景です。(本人はいたって軽装ですが・・・)

 

 

■カフェ・モーツァルト

 

 

最後は、イギリスの小説家グレアムグリーンが、代表作「第3の男」の脚本を書いたと言われる「カフェモーツアルト」に立ち寄りました。

かつて店の前にあるアルベルティーナ広場にモーツァルトの像があったことから店名が決まったそうです。

有名なザッハーと同じ建物にあるので、ザッハーの混み具合を見ながら利用するのもおすすめ。

 

訪れた印象としては、けっしてザッハーやデーメルに負けるものではないということです。とくにテラスに座って眺める風景はじつに開放的で、名門らしい歴史を感じることができながらも気さくに利用できる店構えに好感が持てます。

 

実を言うと、デーメルでは席について注文するまでにどうしていいか分からず、かなり苦戦してしまったのです。カフェモーツアルトでは丁寧に案内してもらい、すんなり注文できたことで評価が爆上がりです。

 

名物スイーツは写真の「モーツァルト・トルテ」です。白いクリームと濃い茶色の生地のコントラストが美しく、他のどのスイーツより上品に見えます。

チョコレート部分にはアルコールが入っているそうです。食べてみるとほのかにウイスキーのような香りがしてきます。

しっとりとした食感と上品な甘みがとても美味しいのですが、見た目の美しさと香りも素晴らしいです。

目でも楽しめる、大人向けのスイーツだと思います。

 

そしてケーキ並みに甘そうなコーヒーは「アインシュペナー」といいます。ブラックのエスプレッソにたっぷりのクリームがのっています。日本における「ウインナーコーヒー」ですが、アインシュペナーと言わないと通じません。苦笑いされて終わります。

見た目の通りクリーム部分は非常に甘く、濃厚な口当たりです。カプチーノのしっかりした苦みが際立ち、甘いケーキとも良く合いました。

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