ロンドンのアフタヌーンティーで断トツ格式が高いのは「The Ritz(ザ・リッツ)」!

2019.12.09

 

イギリス旅行が決まったらやりたいことのひとつに「本場でのアフタヌーンティー」が入ってくるのではないでしょうか。アフタヌーンティーを楽しめる場所はたくさんありますがその中でも格式が高く、憧れの空間が「The Ritz(ザ・リッツ)」です。

 

 

■イギリス旅行でやりたいことのひとつ「アフタヌーンティー」

 

 

アフタヌーンティーとは1800年ごろイギリス貴族の中で流行したランチとディナーの合間に食べるもの。当時ディナーはダンスパーティーの後22時頃になることが多く、ランチ後からだいぶ時間が空いてしまうことから始まった軽食時間であると言われています。貴族のただのお茶会ではなく、この場でどんな会話をどんな話し方でするのかによって品位を問われることもあったそうでなかなか気が抜けない社交場でもあったようです。

もちろん現代ではそんな堅苦しいこともなくおしゃべりをしながらおいしい紅茶と軽食を楽しむのがアフタヌーンティー。高級ホテルからカジュアルなカフェでも楽しむことができます。最近ではハイブランドや映画とコラボしたようなテーマやモチーフがあるもの、テムズ川をクルーズしながらやダブルデッカーバス(2階建てバス)でロンドンを観光しながらお茶をするものもあって新しい形のアフタヌーンティーも増えています。個人的には普段行かないようなラグジュアリーな空間におしゃれをして行くことが思い出になるので、1か所だけしか行けないのであれば高級ホテルでのアフタヌーンティーがいいかなと思っています。

アフタヌーンティーではだいたいお腹いっぱいになる量が出てくるのでスタートする時間によりますがランチを食べずに行くか、ディナーは抜きにするかになるかと思います。ロンドン旅行の際にはどうスケジュールに組み込むかも考えるのが重要です。

 

 

■ロンドンで数あるアフタヌーンティーの中でも断トツ人気はリッツ!

 

 

前述の通り、今ロンドンでは様々な場所でアフタヌーンティーを楽しむことが出来ます。その数ある中でも人気なのが王室御用達ホテルの「The Ritz(ザ・リッツ)」。1906年の開業以来数々の有名人が宿泊した5つ星ホテルです。最もドレスコードが厳しいホテルとも言われていることからも格式の高さが伺えます。立地はロンドンの中心地の中でもさらに中心!巨大な電光掲示板のあるピカデリーサーカスから徒歩ですぐの場所です。

素晴らしい空間で伝統的なアフタヌーンティーを楽しむことが出来る「The Ritz(ザ・リッツ)」では事前予約は必須です。平日でも1か月前、週末は3か月前には予約が埋まってしまうことがだいたいとのことなのでロンドン旅行が決まったらすぐに予約をすることをおすすめします。オフィシャルサイトからの予約の際にスタート時間を選ぶ必要があるので前後のスケジュールとうまく組み立ててくださいね。スタート時間から90~110分程で退席時間となります。

料金は1人£58(2020年からは1人£60)です。シャンパン付きになると£77~。月~木曜日の11:30と19:30スタート回は15パーセント割引の席があります。

ちなみにわたしは平日で約1か月前に予約を取ることが出来ましたが、その時点で2名席は埋まっていて3名席のみが空いている状況でした。当日はタクシーでホテルへ向かったのですが、車から降りる際にはドアマンが頭をぶつけないようにガードをしてくれた上に手を取ってくれて早速お嬢様気分を味わえました! 

 

 

■ラグジュアリーな空間で楽しむおいしいアフタヌーンティー

 

 

「The Ritz(ザ・リッツ)」でのアフタヌーンティー会場はPalm Court(パームコート)。(別のホテルで同じ名前のアフタヌーンティー会場があるので予約の際はご注意ください!)ドレスコードがありますのでカジュアルすぎる格好では行けません。女性はワンピースを着ている方が多く、男性はスーツ姿ばかりでした。

ホテルに入った瞬間からヨーロッパのお城のような煌びやかな空間が広がっています。レセプションを通り抜けて、廊下を進んでいくと同じフロアにパームコートがあります。壁がないので廊下からも見ることができるので「ここでこれからアフタヌーンティーか!」と思うとワクワクがどんどん募っていきます。パームコートの入り口の近くにあるクロークに荷物を預けるよう促されますので、会場に持って行く用の小さなバッグがあってもいいかと思います。クロークの前にはトイレがあります。このトイレも同じく豪華なのでせっかくなので是非立ち寄ってください。

パームコートに入る前に予約した名前を伝えると席まで案内してもらえます。壁や天井の装飾、すべてがうっとりする美しさです。ちょっぴり緊張していると案内してくれた方から「どこから来ましたか?」との質問が。「東京からです」と答えると、さすが観光客に慣れているようで知っている日本語で話しかけてくれて場の空気が柔らかくなりました。

 

 

■おかわり自由のおいしいサンドウィッチ、スコーン、ケーキ!

 

 

席に座るとシャンパンのコースか通常の紅茶のコースかを聞かれます。どちらのコースでも紅茶を十数種類ある中から選ぶことできます。リッツのアフタヌーンティーでは選べる紅茶は1種類だけですが何杯でも飲むことができますし、少し冷めたら新しいものに交換をしてくれます。

紅茶のオーダーをしたら早速サンドウィッチが運ばれてきます。きゅうり、サーモン、チーズ、ハムなどの定番の具材ですがおいしいです! 当たり前ですがイギリスのスーパーマーケットで売られているようなパンがぱさぱさしたものではありません。サイズが小さいのでパクパクと食べられてしまいますが食べ過ぎてしまうとケーキが入らなくなってしまうのでご注意あれ。

ケーキ、スコーンももちろんやってきます。ケーキは季節によって変わるとのことなので何度行っても楽しめますね。わたしが行った時はアプリコット、ヘーゼルナッツ、チーズがベースの3種類でした。どれも甘すぎずサイズ感もちょうどいいものでした。ケーキはテーブルに最初に載せられているもの以外にもあと2種類、後からワゴンで持ってきてくれました。そちらはがっつりと甘いケーキでした。

スコーンは一緒にジャムとクロテッドクリームが付いてきます。イギリスのスコーンらしいもふもふとした食感できちんと温められた状態で出てきます。ジャムを付けなくてもほんのり甘いおいしいスコーンにジャムとクリームを塗って食べるとアフタヌーンティー感がぐっと増します。

サンドウィッチ、スコーン、ケーキ共におかわり自由です。量が減ってくるとウエイターさんから「おかわりいかがですか? 」と聞いてくれるので気軽に頼めます。ただし持ち帰りはNGなので程よい量を頼むようにしましょう。

素晴らしく美しい空間とおいしい紅茶、上品なお味の軽食たちはロンドン旅行の思い出の1ページになること間違いなしです! 

 

■店舗情報

住所: 150 Piccadilly, St. James’s, London W1J 9BR

電話番号:020 7493 8181

営業時間:月~木 11:00~23:00、 金・土 11:00~23:30、 日 11:00~22:30

URL:https://www.theritzlondon.com/dine-with-us/afternoon-tea/afternoon-tea-offers/

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