イタリア ローマで食べた本格イタリアンパスタ&ジェラート

2019.11.26

 

イタリアといえば“食の都”として有名ですが、本場のイタリアのパスタは想像以上にレベルが高く驚きました。今回は、イタリア旅行の際ローマでふらっと見つけた隠れ家的レストランと、街歩きしながら食べた美味しい物をご紹介します。

 

 

■ふらっと見つけた隠れ家的レストラン

 

 

この日の目的はローマ中心地にあるバチカン市国に訪れる事でした。レオナルドダヴィンチ空港の近くに宿泊していたので、空港から出ているSITというシャトルバスで向かいます。このバスを待っている人がとにかく多く、予約もしていなかった為行ってすぐには乗れませんでした。旅の醍醐味ですが、下調べしていても中々うまくは進まないですよね。少し待ちましたが2台目のバスに乗ることができました。
時間がすっかり経ってお腹がすいてしまったので、バスの停留所があるクレシエンツィオ通りでバスを降りランチできる所を探していると、同じ通りに隠れ家的な雰囲気を持つレストランを見つけました。お店の名前はLa Locanda Di Eugenio。イタリアでよく見かけたレストランスタイルだったのですが、小さなお店ながら通りにテラス席もあり、レストラン入口下った地下にお店がある様な、少しわくわくするような佇まいでした。
この日は晴れていてとても気持ちがよかったので通りに面しているテラス席に座りました。観光客ではない地元の人々が多いようで、アジア人は私一人でそれ以外はイタリア人の方が多く訪れていました。このクレシエンツィオ通りは近くの他の通りに比べて緑の多い通りで、テラス席には日よけになるようないい感じの木漏れ日ができていました。さすがイタリアだなと思ったのが、他の国に比べてファッションがとてもオシャレ!道行く人もとてもスタイリッシュな方が多かったです。

 

 

■初めて食べた本格イタリアンパスタ

 

 

私が頼んだのはトマトスパゲッティとレモネードです。メニューにレモネードと書いてあったので自家製のものを想像していたら、スプライトで少し残念…。このお店ではパスタを頼むとパンとクラッカーがついてきました。イタリアのレストランでは、シンプルなバケットにオリーブオイルとバルサミコ酢をつけて食べるのが主流のようです。日本のイタリアンレストランでも同じ様なものを食べたことがありますが、オリーブオイルの風味とパンの風味が格段に違いとても感動しました。
オリーブオイルといえば、イタリアに着いてすぐ、空港のカフェでパック入りのシンプルなグリーンサラダを食べたのですが、ドレッシングはなく塩とオリーブオイルのみ渡されました。これだけで食べられるのか…?と半信半疑でしたが、食べてみるともう絶品!オリーブオイルの香りがとても高く、お塩が風味をうまく引き立てていました。美味しいサラダは今までにも食べたことがありましたが、ここまで驚かされたのは初めてでした。
私が注文したスパゲッティは日本でも馴染みがあるパスタですが、本場イタリアのスパゲッティは日本のものより少し太めで弾力がある様に感じました。トマトソースは、シンプルでありながらトマトのうまみをぎゅっと凝縮したようなジューシーな味わいで、イタリアの食品レベルの高さを感じました。量も多すぎずちょうど良いくらいです。海外でお食事をすると、どうしてもお料理のサイズが気になる所ですがイタリアのお料理は割と日本のレストランの量に近いような気がしました。

 

 

■とてもフレンドリーなイタリア人

 

 

このお店は、スタッフの方の雰囲気も良く日本から来たと話すと“こんにちは”と日本語で挨拶をしてくれました。わたしの席についてくれた店員さんは、日本のアートに興味があるらしく浮世絵などを見るのが趣味だと話してくれました。外国の方と日本のアートについて話すのが初めてだったので少し驚きましたが、アートに敏感なヨーロッパの人が、日本のアートを称賛してくれるのはとても嬉しく思いました。
このレストランだけではなく、イタリアに初めて来てみてとても親日の国だなと至る所で感じました。時折日本語を勉強している人に出会ったり、日本の文化を好きな方がお店などで話しかけてきてくれてとても暖かい気持ちになりました。初めての一人旅でしたが、こうやって色々な方が話しかけてくれるのは嬉しいですし日本人である事を誇りに思いました。因みにイタリアの大きな都市に住んでいる方は英語が喋れる方が多いので、ローマやベニス、ミラノのレストランでの注文は英語が使えました。イタリア語発音に少し癖があるので、英語のアクセントも初めは聞き取りづらく感じましたが、基本的に皆さん笑顔で親切に接してくれるのでとても楽しく会話ができました。

 

 

■イタリア人おすすめのジェラテリア

 

 

ランチを食べ終わったに向かったのは、Ciampiniというイタリアンジェラート屋さんです。Via del Leoncino通りの近くにあるお店で、ピンチョの丘からスペイン広場に向かう途中にあるのでお買いものついでや観光ついでに気軽に立ち寄る事ができます。Ciampiniは、お友達のイタリア人におすすめしてもらったイタリア人お墨付きの人気カフェテリアだったので、来るのをとても楽しみにしていました。Ciampiniの店内には、バーとジェラートカウンターがあり、バーでは多くのイタリア人がエスプレッソを立ち飲みで一気飲みしていて驚きました。これはイタリアではスタンダードスタイルらしく、カフェのエスプレッソバーでグイッとエスプレッソを飲んでイタリア人はエナジーチャージするそうです。日本のコーヒーの飲み方とは違って面白いですよね。
ジェラートはすっきりめのピスタチオとレモンシャーベットをチョイスしました。ピスタチオは余計な甘さがなく、素材そのものの美味しさを生かしたすっきりとした大人の味でした。レモンもシチリア産のものを使っているという事で、フレッシュさがありながらも味が濃厚で文句なく美味しかったです。その他にもチョコレートやチェリー、キャラメルなど沢山のフレーバーが並んでいたので、今度訪れた時は別の味も試してみたいなと思いました。

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