【アイルランド】ダブリンの隠れたおしゃれレストラン Lemon &Duke

2020.04.21

 

ダブリンの中心街は歩いて回れるほどコンパクトな街。

そんな中心街の中でも特に賑やかな場所にありながら、つい見落としてしまいそうな隠れた名店をこっそりご紹介いたします。

 

クリスマスのイルミネーションが煌びやかに輝くグラフトンストリート( Grafton Street ) を脇道に外れた、少し薄暗い小道の途中にある「 Lemon & Duke 」 。

入り口の前にはその時に提供しているメニューが展示されています。

時刻は18時だったのでEVENING MENUが展示されていました。

 

アイルランドらしいメニューがあることと、価格帯も問題なさそうなことを確認していざ入店!

 

 

店内は薄暗く、オレンジ色の優しい照明で照らされていました。

少し暗い分、年末の時期はクリスマスの飾りが映えていて一層ロマンチックな雰囲気です。

店内はとても広く、大人数でも少人数でも対応できるいろんなタイプの座席が用意されています。

 

お店に入って一番に目が入ったのは店員さんが数人楽しそうにおしゃべりしている様子でした。

日本だったら「 仕事中におしゃべりなんてだらしない! 」 と思う人もいるかもしれませんが、アイルランドだとよくあることです。

決して不真面目なわけではなくて、仕事だからといってシリアスになりすぎずフレンドリーな雰囲気で迎えてくれるのがアイルランド流なのです。きっと! ( 笑 )

もちろんこちらが来ているのに気づいたらすぐに店内に案内してくれました。

 

 

多くはテーブル席ですが、お酒をたくさん置いたバーカウンターのような席も用意されていて、店員さんと会話を楽しんでいるお客さんもいらっしゃいました。

 

 

■シーフード料理 「 Sea Bream 」は日本でもお馴染みのアレ!

 

 

Pan Roasted Sea Bream

数あるメイン料理の中から私はこちらを注文しました。

Sea Bream とは、「真鯛」のことです。

 

真鯛はシンプルな味付けですが、皮がパリパリで香ばしかったです。

ソースにはなんとポン酢が使われているのだとか!

シンプルな味付けと、添えられているカイワレのようなお野菜の香りの組み合わせがとても気に入りました。

 

メインの真鯛も美味しかったのですが、周りの付け合わせがとても印象深かったです。

ポテトとオニオンのグラタンはクリーミーなのですが、ハーブのような爽やかな香りがなんとも珍しく感じました。

その香りの正体はセロリだそうです。私はセロリに少し苦手意識がある方なのですが、このグラタンはとても美味しく頂けました。

 

そしてオレンジ色のソースがお皿に添えられていたので、店員さんに何のソースなのか聞いてみると、それはカボチャのソースだそうです。

でも日本のカボチャとは少し違う、独特な風味がしました。

それが淡白な真鯛とマッチしていて、レモンとも合わせて色々な味わい方が楽しめるようになっています。

 

大変おいしくいただいたのですが、お魚料理だったせいか何となく物足りないような…。

なので、注文時に一度下げられてしまったメニューをもう一度見たいことを店員さんにお願いしたところすぐに持ってきてくれました。

その上、こちらの要望を察してなのかデザートやデザートカクテルの説明をササッとしてくれました。

 

こちらの店員さんは基本的にとてもテキパキしているのですが、お客さんとの会話の時間は大事にとってくれました。

チップの文化があるせいでしょうか? 店内が空いていたこともあると思います。

ダブリンのいろんなレストランに行ってみて感じることなのですが、空いているレストランを狙うのは良いサービスを受けるためには大事なことだなと思います。

 

では混んでいる時に遭遇するとどうなるのか。それはまた別の記事で紹介しようと思います…。

 

 

■デザートにはチョコブラウニーを。周りの砂糖には少し工夫が!

 

 

Taste of Chocolate

デザートに頼んだチョコレートブラウニーは仄かに温かくて、添えられていたチョコレートアイスがみるみる溶けていきました ( 笑 )

写真の通りブラウニーは平たい形をしているのですが、大きさは十分にあるのでデザートとしては満足できる量だと思います。

ブラウニー自体は甘すぎることなく、代わりにブラウニーにかかっているチョコレートソースの方の甘さが強いのですが、ただのチョコレートの甘さではなくキャラメルのような風味がありました。

少し意外な味だったので一口目は驚きましたが、飽きることなく完食しました。

 

もう一つ意外だったのは周りに散っている砂糖です。

見た目に華やかさをプラスしてくれているのですが、食べてみるとただの砂糖の甘さだけではなく僅かにミントのようなフレーバーを感じました。

この不思議な組み合わせは日本ではお目にかかれないのではと、希少な経験を楽しみました。

 

メインのお魚があっさりしていた分、デザートがしっかりボリュームがあったので最終的には満足感がありました。

デザート以外にもサイドメニューやサラダメニューが充実していたので、甘いものがあんまりという人はそちらのメニューを組み合わせてもらえるといいと思います。

 

 

■充実したドリンクメニューの中に意外なものを発見!

 

 

今回は自分の都合上お酒は頂かなかったのですが、バーも併設していることもあってドリンクメニューも充実しています。

ワインやビール、お店オリジナルの様々なカクテルが頂けます。

デザートカクテルもあったので、食後のケーキの代わりに頂くのもいいですね。

 

種類が豊富な証拠に、パブでお馴染みのギネスやハイネケンやIPAなどがある中、なんとアサヒスーパードライも置いていました!

大きなスーパーには瓶で置いているのを見たことがあったのですが、レストランやパブなどで置いているのは初めて見ました( 笑 )

ダブリンに来てスーパードライを飲む日本人はあまりいないと思いますが、1万キロ離れた国で故国のビールが飲まれていることを考えると感慨深いですね。

 

 

■まとめ

 

個人的には雰囲気がとても好きでした。店員さんも私が拙い英語で質問してくるのを嫌な顔一つせずに、親切かつフレンドリーに答えてくれたのも嬉しかったです。

今回いただいたメニューの他には、さつまいものフライや、ベジタリアンのための餃子など少し珍しい料理も目に入りました。( シェフに日本が好きな人がいるのですかね? )

 

しかしあえて言うなら、ダブリンの他のレストランと比べると値段の割に少し物足りなさがあったかなと感じました。

ただそれは今回お魚料理をメインにした為かもしれません。

ハンバーガーなどボリュームのありそうなメニューもあったので次はお肉料理に挑戦して、お酒もいただきたいですね。

 

 

今回のお会計

・Pan Roasted Sea Bream( € 21 )

・Taste of Chocolate( € 7 )  

+ チップ

 

 

ご馳走さまでした!

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