ミラノのおすすめローカルグルメ

2020.04.30

 

海外旅行の醍醐味って、言葉がうまく伝わらなくても身振り手振りで頑張って伝えて、相手も分かろうとしてくれたり、そんな原始的なコミュニケーションで感じる人の温かみだったりしませんか?多少、旅に慣れた方であれば、ガイドブックに載っている日本人や観光客が良く行くお店ではなく、現地の人がよく利用するおいしいお店など、挑戦してみるのはいかがでしょうか?

 

 

 ■ミラノの郷土料理「オッソブッコ」を食べよう!

 

 

中心部から南西に位置するコンケッタ地区にある ”El Barbapedana” は小さな地元のレストランといった感じのお店です。

店内も煌びやかな装飾はなく落ち着いたベージュトーンでまとめられた、こじんまりしたお店ですが、このアットホーム感が生み出すマンマの味(実際に作っている方が女性かはわかりません笑)が最高です!

 

特に私はオッソブッコがおいしかったです。

オッソブッコはミラノの郷土料理なので、ミラノでは絶対頂こうと思っていたので、他のお店でも何度か頂きましたが、ここのは何と言いますか、日本でいうお母さんが作った肉じゃが感があるんですよね。きっとミラノの人のマンマの味ってこういうのなんだろうな、と感じられる温かいお店でした。

 

 

■地元の人に人気なファミリーレストラン系

 

 

カジュアルな雰囲気の漂う “Il Giardino dei Segreti” は大人数におススメ。

お店も広々としており、かしこまった感じのレストランではなく値段もリーズナブルですので、地元の方々がご家族が利用される、日本でいうファミレスに近い感覚なのかもしれません。皆さんご家族やお友達同士でしょうか、大人数でワイワイで楽しまれている様子です。グルメな地元の方の胃袋をしっかりと掴んでいるということで、味はお墨付き◎

 

そのため週末の夜はかなり込み合っているので、店員さんも大忙しでアセアセと動き回っていますが、イタリア語ができない私たちのテーブルにも嫌な顔せず、カタコトの英語やジェスチャーを使って、たまにジョークまでも交じえて対応してくれました!

 

前菜も、スープも、パスタも、メインのお肉もおいしかったですが、特に私はズッキーニのフリットがすごく印象的でした。味付けは恐らくお塩と香りづけのローズマリーだけと至ってシンプルなのですが、日本ではバーニャカウダくらいでしかあまりお見かけすることのないズッキーニが、フライになるとこんなおいしいのか!と面白い味。盛り方も豪快でドーンッ!という感じなのも気取った感じではなく、個人的にこのお店が好きなポイントのひとつです。

 

 

■お肉をがっつりと

 

 

がっつりとお肉を頂きたい場合は、“L’Uccellina” に行ってみるのはいかがでしょうか。

ピザやパスタと言ったTHE イタリアンなお料理を扱うレストランなのですが、特にお肉料理がおいしいんです。

地下鉄のコンチリアツィオーネ駅からもほど近い場所にあり、少し薄暗いアンティーク調な店内です。ディナーには少し早めの6時前くらいに伺ったので、まだお客さんも少なく、落ち着いていましたが、店員さんはクールな感じでやや冷ため。しかし英語で対応してくれますし、お料理はおいしいので、これもこれで良しとしましょう。笑

 

メインのTボーンステーキは、豪快なアメリカンステーキとはまた違って、噛めば噛むほどお肉の甘味を感じます。そして当然ミラノカツレツも召し上がって頂きたいですが、カツレツまでも骨付きで迫力満点です!ボリュームもあるので、2~3人でのシェアが丁度よいかもしれません。周りを見渡すと現地の方もステーキやカツレツはシェアして召し上がっていました。でもパスタやピザはやはり一人一皿召し上がるんですよね、どこのお店でも。

ミラノは特に女性はスリムなファッショニスタも多いのに、皆さんよく食べるな~と関心してしまいます。

 

 

■連日のイタリアンで胃が疲れた時は、、、 

 

 

イタリアに来たら毎日おいしいイタリアン食べたい!と意気込みますが、頭では食べたいのに胃が疲れちゃってるな、と感じる時ありますよね。ピザもパスタも意外と脂っこくて、、、でもそんなときは、シーフード料理にシフトしてみると良いかもしれませんよ。

 

“La Risacca 6” はシーフードイタリアンを堪能できるレストランで、路面電車の停留所Piazza Cinque Giornateの近く。入り口付近のオープン冷蔵スペースには、大小様々なお魚が陳列されており、魚介系専門店の貫禄があります。入った時間は早めの平日の6時ごろでしたので、まだお客さんが少なかったですが、我々が帰るころには満席で、さらに外で待っている方もいらっしゃいました。結構広めな店内なので、キャパシティは大きい方で、帰り際にチラっと見えたキッチンではたくさんのシェフが調理されていました。

 

旅の終盤に伺ったのですが、体に染みるようなスープが美味しくて感動。具は貝だけですがゴロゴロとたくさん入っています。これだけでお腹いっぱいになっちゃうじゃーん、と運ばれて来たときは思ったのですが、魚介のうまみが出たさっぱりスープなので、ぺろりと頂けたうえに、むしろ胃が元気になった感じで食欲が復活し、その後はしっかりとパスタとメインのシーフードグリルを頂きました!

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