ヨーロッパ周遊記 1か国目 ロシア

2019.10.25

 

2年前のほぼ下期の半年の期間、フィギュアスケートを観戦しながらヨーロッパ、とくに東欧圏を周遊した時の、旅と食事の記録です。

 

 

■なぜヨーロッパを周遊しようと思ったのか

私はフィギュアスケートのヨーロッパの選手が好きで、小さな試合がヨーロッパでは毎週のように行われているからです。そして、ヨーロッパの昔ながらの街並みが好きだからです。

その中で出会ったたくさんの友達や、友達の家族と楽しい時間を過ごすことになっていきました。

 

 

■ロシアの友達との再会

10月のまだ日本は暖かい時期に冬の格好をして飛行機に乗りました。中国で乗り換えてモスクワにつく一番安い便です。中国では乗り換えの際の手荷物検査にかなり時間がかかり、乗り遅れるかもしれないという状況でしたが、無事にモスクワにつきました。

 

 

■最初のロストバゲージ

モスクワについたのは人間だけでした。肝心なこれからの旅のお供になるキャリーバッグは北京に置いてきぼりです。電話で友達に手伝ってもらいながら、必死に状況を説明しましたが、結局荷物がつくのは2日後という回答でした。

前年のロシアの試合で仲良くなった友達と会う約束をしていたのに、結局3時間遅れて、泣きそうになりながらモスクワの町を歩きました。

 

 

■「金曜日はハンバーガーの日」

 

 

やっとの思いで友達に会ったとき、友達はすぐにハグをしてくれました。

そのあとに疲れた私を見て、こんな時はハンバーガーだね! とモスクワで一番好きなハンバーガーショップに連れて行ってくれました。彼女いわく、金曜日は疲れるからハンバーガーの日なんだそうです。彼女とその周りだけのルールですが、私は

そのルールがとても気に入りました。飲み物もとても面白く、バジルが乗っていたりいろいろなものが入っていました。

 

 

■とても大きなハンバーガー

 

 

ロシアにはグルメバーガーのお店がたくさんあります。どこのお店もみんなバーガーが大きく、パティがハンバーグのように大きいのが特徴です。一般的なチーズバーガーを頼みましたが、滴る肉汁と濃厚なチーズがとてもおいしく、疲れた体に染み渡るおいしさでした。外はとても寒く、荷物もないような状況でしたが、久しぶりの友達との再会と、大好きなロシアに来た喜びと、おいしいハンバーガーで胸がいっぱいになりました。

 

 

■観戦中の食事

翌日からはスケート観戦が始まります。スケートの観戦が始まると、食事をとる時間はほとんどありません。ですが、ロシアの食事を食べたいと思い、近くの大型ショッピングセンター内のトレモクというお店に通いました。

 

 

■まずはボルシチから

 

 

ロシアといえばボルシチです。ビーツ、トマト、お肉、玉ねぎ、などがたくさん入っていて、心も体も温まるし、栄養も取れるとてもおいしいスープです。具材が多いので、スープだけで満足できます。この旅の間、何度もボルシチにお世話になりました。

 

 

■ペリメニと毛皮のコートを着たニシン

 

 

翌日はロシア版の水餃子であるペリメニと毛皮のコートを着たニシンを食べました。

ペリメニは日本で食べる水餃子と同じ味です。ロシアではサワークリームをつけて食べますが、私はお醤油で食べました。

そしてロシア1番のヒットになった毛皮のコートを着たニシン。ピンク色のケーキのような見た目ですが、サラダなんです。ニシンの酢漬け、ジャガイモ、ビーツのサラダを重ねて層にしたもので、味付けはマヨネーズです。酸味も程よくまろやかで、ポテトサラダとは一味違った魚の旨味もあり、これもリピートして食べました。

 

 

■地元の人でにぎわうストローバヤ(食堂)

 

 

観戦最終日の夜は赤の広場の中心にある、格式高いデパートグム百貨店の中にある食堂、ストローバヤに行ってきました。食堂といっても、自分が食べたいものをショーケースから選んで取ったり、ご飯などはよそってもらう形式のお店です。

店員さんの1掬いがとても多いので、主食系は1品でないと残してしまいます。

ここのお店で一番好きなのはキノコグラタンです。小さな取っ手付きのカップに入っているのですが、いくらでも食べられそうな濃厚でやさしい味のグラタンです。

 

 

■ロシアでお寿司を食べる

初日にあったロシアの友達と約束していたことがありました。それは一緒にお寿司を食べるということです。ロシアのお寿司はとてもおいしいからぜひ一緒に食べたいと誘っていただいて、一番おすすめのヤキトリヤという名前のお店に連れて行ってもらいました。

 

 

■カリフォルニアロールからスタート

 

 

最初に出てきたのはアナゴとサーモンのロールとアナゴとクリームチーズのロールです。アメリケーノソースで味付けられているロールの味は…とてもおいしいんです。寿司ではないけれど、ロシアの料理と言って出されたらとてもおいしく完食できる、そんな味です。ご飯にクリームチーズもとても合う!正直こんなにおいしいのかと驚きました。

 

 

■真打 寿司フライ

 

 

今回どうしてもロシアで食べたかったものが寿司フライです。ライスコロッケはありますが、寿司に衣をつけてあげるとどうなるんだという思いと、友達がおいしいって言ってるからおいしいに違いないという思いで寿司フライに挑みました。

 

一口食べた瞬間、さくっとした衣の食感、ご飯もべっちょりせずに粒が残っていて、味も少しピリ辛で衝撃のおいしさでした。中に魚が入っていない時点でこれを寿司と呼んでいいのかは微妙なところですが、病みつきになるおいしさです。ロシア料理の中で個人的には一番これをお勧めしたい!と断言できます。

 

 

■そして次の国へ

ロシアで大好きな選手の演技と友達との再会、そしておいしい料理を食べて満足したら、最初ロストバゲージで悲しかった状態で見る景色とは全く違うキラキラしたおとぎ話のような景色が広がっていました。

その思い出を胸に、次の国ウクライナに向かう夜行列車に乗り込みました。

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