パリで幸せごはんを堪能

2019.11.26

 

ファッションやアートなども充実していて、何をしてもステキな気分になれるパリ。

そんな街で、グルメからもおいしい刺激を受けてみたくはありませんか? 現地人に教わったり、私が実際に現地で見つけた幸せごはんが食べられるレストランやカフェをご紹介。

 

 

 ■クラシックフレンチ

 

 

外観もかなり風情のある “Le Coupe Chou” は、本格的なクラシックイタリアンを頂けるレストラン。

どこかの国のガイドブックにも出ているようで、フランス語でない言語を話す観光客らしき方々もいらっしゃいました。日本のガイドブックにも出ているのでしょうか?

 

ここはエスカルゴがとてもおいしいと知人より情報をもらい、日本では食べず嫌いで食べたことのなかったので、エスカルゴを主目的に伺いました!

 

複数人でいたので、12個入りの大きいサイズのエスカルゴを注文。勝手にイメージしていた土くさい感じも全くなく、バジルとガーリックの効いたバターがジュワ―っとしています。そして貝でもなく、肉でもないような何とも言えない、食感がおいしい一品でした。

そしてガーリックバターをパンに染み込ませて食べるのもしあわせ~。

 

メインには仔牛のヒレステーキをミディアムレアで。

お肉は脂身やスジのないヒレ部分なので、ナイフとフォークで軽く切れるほど柔らかく、口に含むと噛むほどにジュワっとしたうまみが溢れてきました。カリフラワーソースのような濃厚なクリームソースが添えられておりましたが、お肉がさっぱりとしたシンプルな味なので、このソースがとても合っておいしく頂きました。

 

 

■小さいけど大きな人気を誇るビストロ

 

 

本格フレンチコースも、カジュアルオーダーもできる小さなビストロの ”L’Ardoise” はいつも地元の人の予約でいっぱい。店内はかなり狭いので、大きな荷物はタブー。そして基本は予約しないと入れないようです。私もフランス在住の知人に数日前に電話で予約してもらい伺いました!

 

数日間本格的なフレンチを堪能した後だったので、魚介系を食べたい気分でしたので、ラタトゥユを頂くことに。

 

赤いスープを想像していたのですが、運ばれてきたのは黄色いスープの中に煮込まれた赤い野菜たちがいて、その上に白身魚のソテーが乗ったもの。思わず「これラタトゥユで合っていますか?」と聞いてしまいました。

コーンスープのようにクリーミーで、野菜の甘味が溶けだしたコクのあるスープに、トマトと赤ワインでしっかりと煮込まれて味のついたお野菜たつがゴロゴロと。白身魚と一緒に口に運ぶと、あらおいしい。ラタトゥユの概念を覆される、いい意味での驚きをくれた一品でした。

 

やはりフレンチにはワインが付きもののようで、周りのテーブルではみなゴクゴク飲んでいます! アペタイザーの複数盛り合わせを頼んだのですが、別途付いてくるクラッカーに、自分の好みのおかずを乗せて、カナッペのようにして食べると◎! ワインと一緒に、無限に食べられそうです。

 

 

■パリで一番のエスカルゴ専門店

 

 

前筆の “Le Coupe Chou” にてエスカルゴを始めて食べてから、その味の虜になってしまい、他にもエスカルゴのおいしいお店がないかリサーチしていたところ、現地の方に教えて頂いたのが “L’Escargot Montorgueil”。

 

お店のシンボルにカタツムリがいるのでお分かりの通り、こちらはエスカルゴの専門店。

ただ専門店と言ってもエスカルゴ以外のお料理ももちろんありますのでご安心ください。

 

エスカルゴは、6個入り、12個入り、24個入りと選べるのですが、さすがは専門店、ソースもバジルガーリック以外にも数種類ありました。でもやっぱり個人的にはバジルガーリックが一番おいしい!

 

欲張って3人で24個を注文。しかしぜんっぜん飽きずに1人8個をぺろっと食べきれました。バターなので少し重いかなという感じもするのですが、ガーリックとバジルの絶妙なバランスでそこは完全にカバーされています。

日本でいう、サザエのつぼ焼きなんかと食感は似ていると思います。こちらのお店ももちろん土くさい感じもなく、言われなければ貝の一種かなという食感です!

パリで一番おいしいエスカルゴとのことなので、ぜひご賞味ください。

 

 

■現地のスタンダードモーニングを体験

 

 

パリジェンヌの朝食と言えば、カフェのテラスで優雅にクロワッサンとコーヒーみたいなイメージありませんか? そんな朝食を体験してみたく、日本でも有名な歴史的建造物の多いマレ地区にある通りで見つけた“Le Ju’” というカフェへ。

 

通りに向かって椅子が並ぶオープンテラスはパリでは良く見る形式で、午後は知人ときちんとしたレストランでの食事の約束があったので、軽く食べたいなと思い入店。

クロワッサンとバケットトーストに、ストロベリージャムとヌテラが出され、あとはオレンジのフレッシュジュースを。コーヒーは食後に。

クロワッサンは日本で良く食べるようなバターの甘みの強いものではなく、シンプルな小麦粉本来の味を感じる系のもの。なのでジャムやチョコクリームが付いてきます。

 

とても簡素なブランチでしたが、周りのお客さんも皆同じようなものを召し上がっていました。実はパリの方の朝ごはんはこのように質素なものが定番なんだとか。日本人の感覚のようにパン、サラダ、コーンスープのようなセットは違和感があるらしいですよ。

 

店員さんは皆フレンドリーで、お客さんとも仲良さそうに話していました。

現地の方のライフスタイルの疑似体験のように、ゆったりと午前中を過ごす1日があっても良いものです。

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