日本から近いということもあり気軽に行ける韓国。

よく観光客が訪れる場所としてソウルやプサンが挙げられますが、今回は少しマイナーなテジョンというところにスポットを当て、ここにしかないオススメのレストランやバーを紹介します♪

■KTX（高速新幹線）でソウルから1時間という好立地！！

まずテジョン（大田）という場所がどこにあるのか分からない人もたくさんいると思うので、簡単に紹介したいと思います。

意外と知られていませんがテジョンは韓国で5番目の大都市として栄えており、ソウルからは南に位置しています。

行き方として一番楽なのは、電車を利用することです。

ソウル駅からKTXという日本の新幹線みたいなものがあるので、それを使って目的地まで行きます。

KTXはとても便利で、日本の新幹線よりも性能は落ちますが、終電が翌朝の1時なので滞在時間に余裕が持てます。

KTXのチケットは窓口で販売していますが、残念ながら日本語は通じないので韓国語か英語で購入するしかありません。

語学が堪能な人なら席指定など自由に行うことができます、仮に堪能でなくてもテジョンという言葉さえ言えればチケットは購入できるので安心してください。

私の場合は席指定もちゃんとしたはずだったのですが、なぜか他の人たちと向かい合わせの4人掛けにされていました。

新幹線から見える景色を眺めているうちに到着します、本当にあっという間です。

現地に到着すると、日本人の観光客はほとんど見当たりません。

その代わりにレベルの高い大学があるので、日本人の留学生は比較的たくさんいます。

ちょうど訪れたとき友人が近くの大学に留学していたので、空港に着いてから1日テジョンを案内してもらえることになりました。

■サムギョプサルを食べに地元の人しか知らない隠れ人気焼肉店へ！

完全にお任せの旅です、まずはその友達が韓南(ハンナン)大学を案内してくれました。

敷地はそれほど広くありませんが、公園などのフリースペースがあり学生でなくてもゆっくりできるのが特徴です。

軽く構内を歩きながら夕飯に向けてまたお腹を減らしていきます。

大学を一周したところでそろそろ日が暮れてきたので、サムギョプサルを食べるためにタクシーで焼肉店へ向かいました。

このお店は本当に地元の人しか来ないところで、地域に根付いた隠れ人気店です。

ここで紹介すると記事を見た日本人が殺到しそうなので本当は掲載したくなかったのですが、どうしても紹介したかったので特別に紹介します！

予約は特に必要ないようで、まだ5時過ぎということでお客さんも我々が1番でした。

ただ30分もするともう店内は満席で、仕事帰りのサラリーマンたちがサムギョプサルを食べながら1杯やるというのが特に多い印象です。

店員のおばちゃんが「こんなところに日本人なんて珍しいけど、留学で来てるの？」と聞いてきたので「旅行です」と答えると、珍しいからといって2ℓあるコーラのペットボトルをサービスしてくれました。

こうしたところに地元の焼肉店ならではのサービス精神が感じられ、初めて来ましたが親近感が一気に湧きました。

■都会では考えられない、サムギョプサル食べ放題が破格の値段！！

最初はおばちゃんがサムギョプサルで使う具材やサラダなどを1式持ってきてくれましたが、そのあとは自分たちでビュッフェスペースへ取りに行きます。

お肉は精肉店から卸している拘りの逸品だそうで、脂のサシがしっかりと入っていて柔らかく口に入れると肉汁がジュワっと溶け出す味わいを楽しめるのが特徴です。

これだけ品質が良いのにいくらでもお替りできるということで、野菜ではなくお肉ばかり取っていました。

私みたいにどうしてもお肉に意識がいってしまいがちですが、キムチやナムルも自家製のものでオススメです。

実をいうとこれだけいただいて食べ放題の値段を初めは知らなかったので、食べ終わる頃にいくらなんだろうかと少しドキドキしていました。

しかしお会計のときに見た金額に思わずビックリ仰天、一緒に来ていた友人も驚いていました。

3人で3900円という破格の金額だったからです！！

周りのみなさんみたいにお酒は飲まなかったので、もちろん飲めばもう少し高かったのでしょうが、さすがにこの値段は想像できませんでした。

どうしてこの値段で提供できているのか聞くと「この辺りは都市部よりも賃料が安く、それと大量に仕入れることでコストを安くしている」ということでした。

■テジョンにあるオシャレなバー

夕食を食べた後は近くにあるバーへと連れて行ってもらいました。

韓国では19歳からお酒が飲めるので、日本でまだ20歳になってない人でも飲むことはできます。(私たちは全員誕生日を迎えていたので20歳でした)

少し怪しい雰囲気の店内というのが第一の印象で、初めて来る人だとここがバーだとは思わないかもしれません。

レジ前に鍵がかかるシューズボックスが置いてあります、土足厳禁なので靴を脱いでから入ります。

私たちがなぜかVIPルームへと案内されました。

というのも後から知ったのですが、友人とこのお店の店主が友達だそうで、特別に案内してくれたみたいです笑

もちろん普通は入れないところなので、とても貴重な経験をすることができました。

と、スタッフからの年齢確認(外国はやはりしっかりしています)が済むと、お酒に弱い私はパイナップルのカクテルを注文しました。

度数5％とは思えないほど、ほぼジュース感覚で飲めるのがこのカクテルの特徴です。

甘さ控え目のスッキリとした味わいということで思わず一気に飲んでしまいそうになりますが、もちろんお酒なのですぐに酔ってしまいます。

強い人は余裕だと思いますが、弱い人は飲みすぎに注意してください。

ちなみに度数50％のものもあったので、挑戦できるという人は自己管理でお願いします笑

こんな感じで、韓国へは10回以上も訪れていますが、まだこんなに素晴らしいところがあったのかと正直ビックリしてしまいました。

もちろんソウルの良さもありますが、今となってはテジョンをみなさんにオススメしたいと思います！