海外のビーチリゾートと言えば、どこを思い浮かべますか?
インドネシアのバリ島、マレーシアのランカウイ島、タイのサムイ島、グアム、サイパンなどなど。
数々のビーチリゾートがありますが、筆者のおすすめはフィリピンのセブ島です。
今回は、セブ島のビーチとグルメを満喫した実体験を紹介します。
仕事と自宅の往復に疲れ切っていたある日、ふと「ビーチリゾートで美味しい料理を食べて、思いっきりのんびりしよう」と思い立ち、友人を誘って旅行の計画を立て始めました。
ビーチリゾートを探す時に大事にしたのは、「海の透明度」と「アクセスのしやすさ」、そして「値段の安さ」です。
当時20代だったので、時間にもお金にも余裕がなかったからですね。
値段はかけたくないけど真っ青な海で泳いでみたいし、日本の喧騒から離れて心底のんびりしたい!
こんなワガママな希望を叶えてくれたのが、セブ島だったのです。
マクタン・セブ国際空港へのフライト時間は、中部国際空港から4時間40分と非常にアクセスがしやすいです。
フライト時間が短いので、旅行代金も比較的安く済むのも魅力です。
そして、私たちを最も駆り立てたのが海の透明度です。
この写真を見てください。
ホテルのあるマクタン島から船で1時間ほど移動した先にあるビーチです。
透明度バツグンの海の中には、日本では見られないようなカラフルな魚たちが泳いでいます。
吸い込まれそうな透明感は、是非写真ではなくご自身の目で見て頂きたいですね。
写真では全てを表現しきれないくらいの綺麗な風景を、気軽なフライト時間と料金で楽しめる事がセブ島旅行の魅力です。
シュノーケリングをたっぷりと楽しんだ頃には、お腹はペコペコになります。
陸に戻ると、ランチスペースには超豪華なランチが待っていました。
見てください、このボリュームを。
地元でとれたカニや貝、鶏肉などをフィリピン風に味付けした海鮮バーベキューです。
椅子に座ってみるとバーベキュー達が輝いて見えました。
木漏れ日がバーベキュー料理を照らしていたのです。
食べ始めると、静かなビーチの雰囲気が一変し、どこからともなく音楽が聞こえてきました。
あたりを見回してみると、ギターを持った人たちが陽気な歌を歌ってくれていました。
ビーチが見えるロケーションも合わさって、雰囲気は最高です。
バーベキューの味付けですが、東南アジアということで香辛料たっぷりと思いきや味付けは控えめであり、写真で分かる通りのボリュームでありながら瞬く間に完食できました。
あとで知ったのですが、フィリピンの料理は香辛料が控えめの味付けが特徴だそうで、他の東南アジアの人たちから見ると物足りないくらいだそうです。
この時のバーベキューの味付けは、まさにその通りです。
日本人にとってはちょうどいい味付けで、安心してかぶりつくことができるでしょう。
ただ、お米はやっぱりタイ米なので粘り気はなく、好みは分かれると思います。
タレをたっぷり絡めると、おいしく食べられますよ。
南国のフィリピン・セブ島に来たからには、ぜひ食べたいと思っていたものがあります。
マンゴーです。
当時持っていたフィリピン旅行誌に、美味しそうなマンゴーの写真が載っており、
無類の果物好きの筆者は絶対に食べて帰ろうと心に誓っていたのです。
マンゴーとの出会いは最高の形で訪れました。
海鮮バーベキューのデザートは、皿からこぼれ落ちそうなほどのマンゴーの山でした。
太陽に照らされたマンゴーは、黄金に光輝いて見えました。
これほどまでに見た目だけで満足できたのは、筆者としては後にも先にも、この時のマンゴーだけです。
一口食べてみると、口の中に広がる甘さに心が躍りだしました。
まるで黄桃のように非常に甘いのですが、甘いだけではありません。
オレンジを連想するような酸味と苦みを、わずかに感じることができます。すっきりとした食感でどんどん食べ進めることができます。
注意点としては、ビーチに来るまでにもマンゴーを食べる機会がたくさんあることですね。
ホテルの朝食でも食べることができますが、雰囲気も味もビーチで食べたほうがおいしいに決まっています。
ビーチでマンゴーを食べられることが分かっている場合は、そこに辿り着くまでは食べたい気持ちをグッと抑えてください。
そうすれば、我慢した体に最高のマンゴーが飛び込んでくるはずです。
時間がゆっくりと流れる事も、セブ島の魅力の1つです。
ツアーガイドさんも、まったく慌てたり急いだりしません。
タイやベトナム等、他のアジアの国と比べてもフィリピンの人たちは陽気で時間を気にしない性格だと思います。
ルールに関しても寛容で驚きました。
写真の男性は船の船頭さんなのですが、けっこうなスピードで進む船の先端に座って寛いでいました。しかも私に「あなたも、座りますか?」と譲ってくれたのです。
チャレンジしようとしましたが、柵もない上に結構なスピードだったので、先端には行けませんでした。
こんな自由なスタッフさんを見たのはフィリピンが初めてです。
彼らを見ていると、腕時計をチラチラ見て行動するのが馬鹿らしく思えます。
セブ島に来たら、思い切って腕時計やスマホを手放して楽しんでみてはいかがでしょう。
日本で時間に追われて生活していたのが嘘のような、ゆっくりとした時間を過ごせますよ。
最後におまけとして、ツアーの最中に痛い思いをした話をします。
ビーチを後にしてから、セブ島に戻る前に足がつかない深さの海を泳ぐ体験をしたのですが、全身に激痛が走りました。
海パンの中まで何かが入り込んでチクチクと攻撃してくるのです。
思わず船に飛び乗りますが、まだ痛みが続きます。
でも、噛んでいる相手が見えないのです。
ガイドさんに聞いたところ、ケタケタと笑いながら「カニの赤ちゃんダヨ」だそうです。
「入る前に教えてくれよ」
参加者の全員が思いました。
ゆるーく、まったりとしたリゾートを体験したい方、セブ島をおすすめしますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。